双日テックイノベーション株式会社様|リサーチ時間削減でプロモーションのPDCAを劇的加速!

双日テックイノベーション株式会社は、50年以上にわたりIT専門商社として事業を展開し、2024年7月に社名を「日商エレクトロニクス」から「双日テックイノベーション」に変更しました。国内外に拠点を置き、最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、システム開発、運用・保守などの各種サービスを提供するとともに、企業のDX推進を支援しています。

とりわけアプリケーション事業本部が提供するアプリケーション統合ブランド「Natic(Creating the Future with Applications)」では、「最高のアプリケーションを作り、お客様のビジネスを創る」というビジョンを掲げ、自社で開発したプロダクトを、金融・商社市場を中心としたエンタープライズ向けに積極的に提供しています。

今回は、アプリケーション事業本部 事業開発部 ビジネスデザイン課の境野様と積田様に、ラッコキーワード導入の背景や活用方法、導入後の効果、そして今後の展開についてお話を伺いました。
双日テックイノベーション株式会社様事例インタビュー

リスティング広告のキーワード再考が急務に

お二人のご担当業務について教えてください。

境野様:私は主に貿易DXクラウドサービス「Trade Hub(トレードハブ)」のマーケティング・コミュニケーションを担当しています。展示会やウェビナーなどのイベント企画と運営、Webを活用したデマンドジェネレーションなど、事業を拡大するための施策を幅広く推進しています。

積田様:私は「Natic」ブランド全体を横断してオンラインプロモーションを担当しています。具体的には、金融市場向けの債権管理統合システム「Natic ACC」や業務プロセス管理システム「Natic BPM Suite」、DX人材育成サービス「DX University」のリスティング広告運用やランディングページの最適化を行い、サービスの認知度向上と市場開拓に取り組んでいます。

双日テックイノベーション株式会社 境野様、積田様(写真右から境野様、積田様)

ラッコキーワード導入の背景について教えてください。

積田様:以前からリスティング広告は出していたのですが、「どんなキーワードを設定すれば本当にターゲットに届くのか」が見えづらい状態でした。既存のキーワード調査ツールを使い、月間検索数など基本指標を頼りにキーワードを選定していたのですが、ユーザーが実際に検索するキーワードや、競合が狙っているキーワードを把握するための情報収集に時間を要していました。

具体的には、同じキーワードで流入している競合サービスや、しっかり検索上位にきているサイトの情報と比較など、マーケティングリサーチにかかる時間が多くかかっておりました。広告の表示回数が増えてもクリック数が伸び悩み、しかもクリックされるたびにコストがかかるので「このままで大丈夫だろうか」という不安が募っていました。

そこで社内で情報を集めていた際、Web検索で「ラッコキーワード」を見つけ、まずは無料版の利用を開始しました。関連キーワードや競合のキーワードを簡単に調べられる上、UIが直感的でわかりやすく、価格帯もリーズナブルだったので、そのまま有料版の導入に至りました。
双日テックイノベーション株式会社 積田様

境野様:コンテンツを企画する際に、「この市場はどのようなキーワードで検索されているのだろう?」と調べる場面が多くありますが、それまで使っていたツールは機能が豊富な反面、扱い方が難しく、スピード感が出にくいと感じていました。

その点、ラッコキーワードは思いついたときに即座に検索ができ、必要なキーワードやサジェストが一覧化されるので、導入することでより効率的にキーワード調査が行えると判断しました。
双日テックイノベーション株式会社 境野様

リスティング広告から競合調査・市場調査まで

ラッコキーワードの活用方法について教えてください。

積田様:私は主に2つの使い方をしています。1つはリスティング広告のキーワード選定です。広告を出すときに、まず「サジェストキーワード」機能をざっと見て、関連するキーワードを洗い出します。

たとえば「債権回収」という言葉ひとつ取っても、一般の方が検索しているのか、金融業界の方が業務の為に検索しているのかで意図がまったく異なります。そこで、本来のターゲットとは異なるユーザーに広告予算が割かれないよう、LPや広告設定を最適化しています。

サジェストキーワード画面イメージ

サジェストキーワード画面イメージ

もう1つは競合調査です。BtoBの場合、「サイト全体は競合じゃないけど、この製品だけは直接のライバル」というケースも珍しくありません。そういう時に、「獲得キーワード調査」機能で競合製品のサービスページやランディングページのURLを入力し、ドメインの「部分一致」や「完全一致」を切り替えながら、どんなキーワードで流入しているかを確認します。

場合によっては、「このキーワードはすでに大手が押さえていて難しいけれど、別のキーワードならSEO上位表示を目指せる可能性が高い」といった判断がしやすくなるため、広告やSEOでどこに注力すべきかを見極めるうえでも非常に役立っています。

獲得キーワード調査画面イメージ

獲得キーワード調査画面イメージ

広告費の最適化と新たな施策立案がスピーディーに

ラッコキーワード導入後の効果はいかがでしょうか?

積田様:実際ラッコキーワードを採用してみたら、マーケティングリサーチ時間が大幅に短縮できました。

商材の関連キーワードを事前に調査することで、キーワードの検索需要が少ない場合にはリスティング広告単体での効果は限定的であると仮説を立て、リスティング広告以外の別の広告手段を検討するといった費用対効果を見据えた施策を社内に提案しやすくなりました。

ページレベルで競合を調査し、関連ワードを把握できる機能も便利で、「このワードで検索しているユーザーは他に何を検索しているか」がすぐわかるので、SEOとリスティング広告の両面で無駄打ちが減り、狙うべきキーワードを具体的に絞り込めるようになりました。

結果として、以前よりキーワード選定の作業が短時間で済むようになり、担当しているプロモーションのPDCAが​格段に加速しました。そして、より戦略的にプロモーションを打つことができるようになりました。
双日テックイノベーション株式会社 積田様

ラッコキーワードを活用し、コンテンツマーケティングのさらなる強化へ

今後の展開について教えてください。

境野様:今後、コンテンツマーケティングを強化したいと考えています。やみくもにテーマを決めるより、ラッコキーワードのSEO難易度やサジェストキーワードを活用しながら、最初にどんなコンテンツを作り込み、どんなテーマを優先すべきかを絞っていきたいと考えています。
双日テックイノベーション株式会社 境野様

積田様:私の担当領域でも、リスティング広告だけに留まらず、ブログ記事やホワイトペーパー制作など多角的に展開していく予定です。ユーザーの課題に直結するキーワードをラッコキーワードで把握し、コンテンツの切り口にしたいと考えています。

これまでは広告運用が中心でしたが、今後は「どうやってユーザーを惹きつけ、興味関心を引き出し、最終的に問い合わせへつなげるか」を、より総合的に考えるフェーズに入ると思います。ラッコキーワードの強みを活かして、さらに施策の質を高めていきたいですね。
双日テックイノベーション株式会社 境野様、積田様

引き続きラッコキーワードがご支援できるよう改善を進めてまいります。境野さん、積田さん、貴重なお話をありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。