株式会社Kaeru様|2,000名以上を輩出したスクールが語る、ラッコキーワード活用の初心者SEO実践法

多くの初心者にとって、SEOやサイト運営を始める際に直面しやすいのは「どのテーマを扱い、どんなキーワードで記事を書くべきか」という課題です。

株式会社Kaeruは、「ラッコキーワード」を導入し、初心者の方がつまずきやすい“キーワード選定”と“ライティング”を効率化し、より成果が出しやすい仕組みづくりに注力してきました。
今回は、取締役の大喜多様に、導入の背景や具体的な活用方法についてお話を伺いました。

事業内容と大喜多様のお役割を教えてください。

大喜多様:当社は、コワーキングスペース「オオサカンスペース」や成果計測Webサービス「Dairin」など多様な事業を展開する一方で、10年以上にわたってアフィリエイトスクール「atus(ええタス)」を運営し、2,000名以上のアフィリエイターを輩出してきました。私は、そのスクールの運営責任者を務めています。

アフィリエイトに関する情報はインターネット上に数多く存在しますが、当スクールでは一人でも多くの方が正しい方法で成果を上げられるよう、実践的なサポートを行っています。

また、リアル会場とオンラインの両方を活用することで、国内外どこからでも学びやすい環境を整備し、初心者の方でも安心して取り組める仕組みづくりに力を入れています。
(下記写真:リアル会場の様子 / オンライン校の様子)
株式会社Kaeru様 リアル会場

株式会社Kaeru様 オンライン校に参加している様子

受講生の約9割以上がアフィリエイト未経験者ですが、最初に教材を読んで実践を始め、分からない箇所はコーチが個別でフォローする“アクティブラーニング”を採用し、初心者がつまずきにくい環境を構築しています。

それでも「どの案件を選び、どんなキーワードで記事を書くか」というポイントが、初心者にとって最初の大きな壁になりがちでした。

“関連キーワード取得ツールβ版”時代からラッコキーワードを愛用

ラッコキーワード導入の背景について教えてください。

大喜多様:実は、ラッコキーワードの前身である“関連キーワード取得ツールβ版”の頃から使っています。あまりにも当たり前に活用してきたので、導入前のことをほとんど覚えていないほどです。今では「ラッコキーワードがなければ、そもそもSEO記事を書けない」と思うぐらい欠かせない存在ですね。

MEMO

“関連キーワード取得ツールβ版”とは?
ラッコキーワードの前身である“関連キーワード取得ツールβ版”は2012年6月にリリースされ、機能拡充を経て2020年7月に「ラッコキーワード」にリニューアルされました。

当時はGoogleサジェストを手作業で拾ったり、競合サイトを一つひとつ開いて調べたりしていたのですが、最初に“関連キーワード取得ツールβ版”を触ったときは、一度にたくさんの関連キーワードをチェックできることに衝撃を受けたのを覚えています。

他にもツールはありますが、ラッコキーワードはUIが直感的で初心者にも分かりやすく、網羅性も高い。そういった理由から、今でも継続して使い続けています。

“需要”を見極めて記事を書く!ラッコキーワード活用法

実際に、どのような場面でラッコキーワードを活用しているのでしょうか?

関連キーワードの豊富さが“需要”を示す目安に

大喜多様:大きく2つのタイミングがあります。1つ目は案件を選定するときです。

アフィリエイトで成果を上げるには、取り扱う商品(案件)の市場ニーズを見誤らないことが重要です。当スクールでは、受講生がASPでピックアップした案件を、ラッコキーワードで調査する流れを推奨しています。

商品名やサービス名を入力してみて、「サジェストキーワード」が出るかどうかを確認します。もしあまりキーワードが出てこなければ、認知度が低く成果を出しづらい可能性が高い。一方で、豊富に出てくるなら、一定以上検索されていると判断できて、初心者でも取り組みやすくなります。

この“案件調査”の段階でラッコキーワードを活用することで、受講生は需要のある案件を見極めやすくなり、遠回りをせずに次のステップである記事作成へ進めます。

サジェストキーワード画面イメージ

サジェストキーワード画面イメージ

MEMO

ASPとは?
アフィリエイト・サービス・プロバイダの略で、Webサイトに広告を掲載したいアフィリエイターと広告を出稿する企業(広告主)を仲介するアフィリエイト広告の配信事業者を指します。
アフィリエイト広告を一括で管理する独自システムによって、広告主が出稿した広告をメディアへ提供したり、メディアへ成果報酬を支払ったりするなどの役割を担います。

サジェストキーワードで書くべきテーマを明確化

2つ目は、実際に記事を執筆・リライトするときです。

初めて記事を執筆する際、多くの初心者は「何を書けばよいか分からない」と悩んだり、自分の思いつきで進めがちです。「サジェストキーワード」や「関連キーワード」を見れば、実際にユーザーが検索している複合ワードや話題が一覧で表示されるため、“ここを切り口に書けば需要がある”ことが見えてくるので、作業に迷いが少なくなるんです。

関連画面イメージ

関連キーワード画面イメージ

MEMO

サジェストキーワードと関連キーワードの違いとは?

サジェストキーワードは、Googleなどの各種検索エンジンよりサジェストキーワード(検索窓に単語を入力した際、自動入力候補に表示されるキーワード)を取得します。

一方、関連キーワードは、ラッコ独自のデータベースより関連するキーワードを取得し、月間検索数が多い順に表示(月間検索数データがあるキーワードに限る)されます。

変化率や月間検索数を活用し、伸びているテーマを見極め

また、「一括キーワード調査」機能では、「月間検索数」のほか、検索回数の増減を示す「変化率」を確認できます。

季節性のあるトピックか、急上昇しているテーマかをチェックし、タイムリーに伸びているテーマを優先的に書くことで、成果を出しやすいジャンルを狙う場合にも重宝しています。

一括キーワード調査画面イメージ

一括キーワード調査画面イメージ

見出し抽出で競合サイトを分析し、リライトも容易に

さらに、「見出し抽出(検索上位分析)」機能は、上位表示されている競合ページがどんな構成(見出し)で記事を作っているかを一括取得できます。これにより、自分の記事との比較が容易になり、リライトすべき要素を効率的に洗い出せます

以前は1ページずつ手作業で見出しをチェックしていたので、作業時間を大幅に短縮できています。CSVに落としてシート化すれば、“自サイトに足りない情報”が一目で分かるのでリライトをスピーディーに進められます。

見出し抽出(検索上位分析)画面イメージ

見出し抽出(検索上位分析)画面イメージ

獲得キーワード調査で追加キーワードを選定する

キーワード選定を行う方法には、自分が狙いたいジャンルのキーワードで、上位表示されている「競合サイトから探す」というやり方もあります。その場合は、「獲得キーワード調査」機能を使って、競合サイトがどんな検索ワードで流入を獲得しているのかを調べます。

獲得キーワード調査画面イメージ

獲得キーワード調査画面イメージ

ラッコキーワードはSEO記事を書く上で欠かせない“インフラ”に

導入によってどのような変化や効果がありましたか?

大喜多様:一番大きいのは、初心者の方が“記事を書く”という行動を起こしやすくなったことですね。記事ネタが見つからない、キーワード選びに迷うといった初心者特有の手詰まりが解消しやすくなり、実際にコンテンツを作り始めるハードルがぐっと下がりました。

さらに、上位表示を狙うためのリライトもしやすくなりました。たとえば“変化率”機能でタイムリーなキーワードを見つけたり、見出し抽出を活用して既存の記事に不足している情報を補うことで、検索順位が上がるケースが増えています。

当スクールでは全員がラッコキーワードを活用していて、とくに成果を上げた会員が次の世代を指導する“コーチ制度”を導入しているのですが、「ラッコキーワードを使わずにコーチになった人、アフィリエイトで稼げた人はいない」と言えるほど、SEO記事作成には欠かせない存在です。

その理由のひとつとして、記事を書く際に“キーワードを考える”のではなく、「実際に検索されているキーワード」に対して記事を書く、という発想が広まったことが挙げられます。主観だけでなく、検索するユーザーのペルソナや検索意図を意識した記事づくりのきっかけになり、会員様にとっても大きな助けになっています。

スクールとしても、一人ひとりの受講生に対し「どんな記事を書けばいいのか」をより具体的に指導できるようになり、サポート体制全体の底上げにつながっていると感じています。

MEMO

ペルソナとは?
商品やサービスを利用する典型的なユーザー像やターゲット層を具体的に設定したもの

また、ラッコサーバーの“かんたんブログスタート”を活用することで、初心者がWordPressを簡単に立ち上げられる点も非常に助かっています。

加えて、ラッコマーケットラッコM&Aでサイト売却を視野に入れたりと、いろいろなサービスが一気通貫で利用できる点がいいですね。サイトを作って終わりではなく出口戦略も含めた幅広い選択肢を受講生に示せるので、結果的にスクール全体の支援の幅が広がりました。

10年以上の運営実績を持つスクールが「初心者が自力で記事を書けるようになる仕組み」を整える上で、ラッコキーワードがキーワードリサーチとリライトの支援ツールとして定着し、主観に頼らず、検索需要に合わせて記事を書くというスタイルが自然に根づいているのが印象的でした。

アフィリエイトを始めるうえで、まずは自分が何を書けばいいか、ラッコキーワードで見極めるという発想は多くの方が参考にできるポイントではないでしょうか。
大喜多様、貴重なお話をありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。