株式会社WACULは、AIによるデジタルマーケティング改善提案ツール「AIアナリスト」の提供をはじめ、組織設計から戦略立案を支援する「WACUL DXコンサルティング」、フリーランスマーケターのマッチングを行う「Marketer Agent」など、データと知見を核に戦略から実行まで支援するIT企業です。
2023年には新たに「SEOコンサルティングサービス」を展開し、記事制作におけるキーワードリスト作成の効率化に注力。その解決策としてラッコキーワードを導入しました。
今回は、導入の背景や活用方法、導入後の変化について、SEOグループの佐枝様にお話を伺いました。
目次
新規SEOサービス展開で効率化が急務に
SEOグループに所属し、営業提案時の資料作成に伴うデータ分析や、記事制作に向けたキーワードリストの作成を担当しています。また、業務フローやマニュアルの整備を通じて、SEO業務における知見の標準化と効率化に取り組んでいます。
私が入社した2022年夏にはすでに無料版を使っていましたが、2023年にコンサルティングサービスを本格展開するなかで、無料版では十分に対応できないケースが増えたため、有料版への移行を検討しました。
特に、SEOで上位表示を目指すうえで、定量的な分析に活用できる「SEO難易度」指標は決め手の一つとなりました。
また、ラッコキーワードの充実した機能で、クライアントへの根拠あるキーワード提案がより効率的に行えると考え、有料版への移行を決断しました。
キーワード取得をワンストップで
SEO改善の提案資料を作成する際に活用しています。以前は複数のツールを使い分けてデータを集めていましたが、ラッコキーワードの導入により、一度に必要なデータを取得できるようになり、作業効率が大幅に向上しました。
複数のキーワードをまとめて調べたいとき
特によく使うのが、まず「サジェストキーワード」でキーワードを入力し、「最新のSEO難易度/月間検索数を取得する」ボタンからワンクリックで「一括キーワード調査」画面に飛ぶ方法です。こうすることで複数キーワードの検索ボリュームやSEO難易度をまとめて取得でき、ツール間の行き来が不要でラッコキーワード内で画面を1〜2回移動するだけで完結するため、キーワード調査の作業時間を大幅に短縮できます。
「サジェストキーワード」では、検索エンジンが提案するキーワードを網羅的に取得できる一方、月間検索数やSEO難易度がブランク(表示されない)となる場合があります。
その際は「一括キーワード調査」で最新データを取得すれば、キーワードごとの月間検索数やSEO難易度をより正確に把握できます。
キーワードの幅をもっと広げたいとき
狙いたいキーワードはあるもののキーワードの幅が広がらないときは、「共起語(検索上位分析)」や「潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA)」を活用し、追加のキーワード候補や新たな切り口を探すのに役立てています。
検索上位表示されているキーワードの傾向を調べたいとき
また、競合サイトがあらかじめわかっている場合は、「獲得キーワード調査」機能を使って上位表示されているキーワードの傾向を把握しています。
検索上位表示に必要な見出しや要素を調べたいとき
さらに、2024年にリリースしたSEOコンテンツ制作サービス「AIアナリストSEO」の“見出し制作”では、「見出し抽出(検索上位分析)」機能と生成AIを併用して記事の骨子を作成し、効率的なライティングプランを組み立てたりしています。
キーワード調査の作業時間が半分に短縮
ラッコキーワードの導入により、キーワードリスト作成の作業時間が約半分に短縮されました。
以前はキーワードを調査し、それをGoogleキーワードプランナーにコピー&ペーストをして検索ボリュームを取得し、さらにCSVをダウンロードするという作業を行っていました。この一連のプロセスには1キーワードあたり約5分、5キーワードで約30分かかっていましたが、現在では15~20分で完了するようになりました。
キーワードの数が多く検索ボリュームの取得に多少時間がかかる場合でも、その間に別のキーワード調査を並行して進められるので、全体の効率が向上しています。
また、ラッコキーワードのUIは非常に直感的でわかりやすく、操作中につまずいた記憶がほとんどありません。初めて使ったときからスムーズに操作でき、ストレスを感じることなく作業を進められています。
ラッコキーワードでさらに効率化し、提案力アップ
今後もラッコキーワードでさらなる活用方法を模索しながら、SEO業務の効率化とより戦略的なキーワード提案を実現したいと考えています。
※掲載内容は取材当時のものです。