大量の関連キーワードを効率的に取得する方法

リスティング広告や、大規模SEOメディアの設計に使えるキーワードリストが欲しい・・・

という方向けに、当記事ではラッコキーワード(ライトプラン以上)の機能をフル活用し、大量(数千件~数万件)の関連キーワードリストを仕上げるやり方を紹介します。

概要

当記事では、以下の手法で大量の関連キーワードリストを作成します。

  1. ラッコキーワードの各機能でキーワードデータを取得し、CSVダウンロードする
  2. CSVをGoogleスプレッドシートに貼り付けて一時的にまとめる
  3. スプレッドシートにまとめた全てのキーワードを、一括キーワード調査で重複除去・最新の月間検索数を取得する

取得できるキーワードの種類・数

機能名 取得できるキーワード
サジェストキーワード サジェストキーワード:約1,000件~10,000件
Googleなどの検索エンジンでキーワードを入力した際、自動的に表示される検索候補。
例:クレジットカード おすすめ | クレジットカード 最強
関連キーワード 関連キーワード:約1,000件~1,000,000件(※)
検索キーワードを含む関連キーワード。
例:クレジットカード 体験談 | クレジットカード 作りすぎ
※キーワードのHIT数。
一度の検索での出力数は最大10,000件で、プランによって異なります。
潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA) 再検索されているキーワード:50件前後
ユーザーがGoogleでキーワードを検索したのち、再度検索を行っているキーワード。
※「他の人はこちらも検索」に表示される
例:クレジットカード 最強の2枚
集客コンテンツ検索 検索キーワードを含まない関連キーワード:最大5,000件
キーワードに関連するSEO集客力があるWEBページが、最もSEO流入を獲得しているキーワード。
例:「クレカ」をタイトルに含むWEBページがSEO流入を獲得しているトップキーワード一覧
周辺語取得ツール キーワードの周辺語:最大50件
Wikipedia・辞書の機械学習をもとに、関連性が高いと判断された単語。
例:デビットカード | カードローン | キャッシング
獲得キーワード調査 競合サイトのSEOキーワード:最大5,000件
競合サイト・競合サイト群がSEO流入を獲得しているキーワード。
例:大手Q&Aサイトの「クレジットカード」を含むSEOキーワード一覧
ランクインキーワード 上位表示記事群がランクインしている別のキーワード:最大5,000件
検索したキーワードで上位表示できている記事群がランクインしているキーワード。
例:「クレカ」で上位表示できている上位20記事が、50位以内にランクインしているキーワード一覧

※関連キーワード・獲得キーワード調査・集客コンテンツ検索・ランクインキーワード:
1回に取得できるキーワード数はプランにより異なります。

検索キーワードを含む関連キーワードを取得する

この項目では、「クレジットカード」に対して「クレジットカード おすすめ」「クレジットカード 最強の二枚」などの、検索キーワードを含む関連キーワードの取得方法を解説します。

サジェストキーワード取得ツール:検索エンジンで調べられているキーワードを取得する

サジェストキーワード取得ツールでは、検索エンジンでキーワードを入力した際に自動表示されるキーワード候補を取得します。
検索エンジンで実際にユーザーが検索しているキーワードを取得できる可能性が高いため、関連キーワードリストを作るときは最初に調査しましょう。

当ツールでは、無料プランでも最大1,000件ほどのキーワードが取得できますが、有料プラン限定機能(一括取得キーワード増量)を使うと多いケースで10,000件以上のキーワードを取得できます。
全検索エンジンを対象にした場合:ヒット数17,694件!

キーワード増量を使うと、無料プランでは見つけられないような穴場キーワードが取得できます。
サジェストキーワード取得ツールを使って、隠れた需要のあるキーワードを発見しましょう!

サジェストキーワードを取得する

関連キーワード取得ツール:大量の関連キーワードを取得する

関連キーワード取得ツールでは、有料プラン限定機能:フィルタ・ソート機能を使うことで、膨大なキーワードの中から自分の条件にあったキーワードを抽出できます。

関連キーワード機能では、検索キーワードによっては10万件を超える関連キーワードがヒットします!
フィルタ・ソート機能を活用して、サジェストキーワード機能では見つからないような穴場キーワード探しましょう。

関連キーワードを使う

MEMO

コピー/CSV出力できるキーワード数には、プランごとの上限があります。
一度に大量のキーワードを取得したい場合はエンタープライズプランをご利用ください。

全てのキーワードを取得するには?
ヒットした全てのキーワードを取得したい場合は、フィルタ機能を活用しましょう。
キーワードのヒット数を最大出力キーワード数以下になるよう、月間検索数:1~100,101~200…などでフィルタしながらCSV出力してまとめることで、最終的に全てのキーワードを取得することができます。

潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA):ユーザーが気になっているキーワードを把握する

潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA)を使うと、Googleの検索結果上の「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワード(LSIキーワード)を取得できます。

LSIキーワードは、Googleがキーワードを検索したユーザーが次に検索したくなる・知りたくなると推測したキーワードです。
需要の高いキーワードである可能性が高いため、キーワードリストに追加しましょう。

再検索されているキーワードを調査する

当ツールでは、検索キーワードを含まない関連キーワードがヒットすることがあります。
ユーザーが気になっているキーワードである可能性が高いので、ヒットしたら詳しく内容を調査してみましょう!

検索キーワードを含まない関連キーワードを取得する

この項目では、クレジットカードに対して「キャッシング / インビテーション / ●●カード」などの、検索したキーワードを含まない関連キーワードを取得します。
キーワードリストに加えることで、広告出稿やSEOメディアの切り口が大きく広がります!

良いキーワードが見つかったら、サジェストキーワード取得ツールでさらに深堀検索しましょう!
例:クレジットカード専門メディア→インビテーション・キャッシングのサジェストキーワードも対策することで網羅性を向上させる

集客コンテンツ検索:SEO記事から関連キーワードを取得する

インターネット上のSEO集客できている記事のSEOキーワードを一括取得することで、検索キーワードを含まない関連キーワードを取得できます。
切り口を変えたリスティングキーワードを見つけたり、SEOメディアの網羅性を上げたりするのに役立ちます。

1.集客コンテンツ検索:検索設定を行う

集客コンテンツ検索でキーワードを検索後、以下のように設定を行いましょう。

  • 検索オプション>検索対象:タイトル
    ※ヒット数が少ない場合はディスクリプションも含める
  • フィルタ>トップキーワード>除外するキーワード:検索キーワード
  • トップキーワード重複除去(ON)
  • SEOメディアの場合必要に応じて:SEO難易度

2.結果を確認する

検索キーワードを含まない関連キーワードを幅広く取得できます。

需要が高そうなキーワードを見つけたら、関連キーワード取得機能で深堀調査しましょう!

集客コンテンツを検索する

MEMO

コピー/CSV出力できるキーワード数には、プランごとの上限があります。
より多くのキーワードを一度に取得したい場合はエンタープライズプランをご利用ください。

周辺語取得ツール:辞書データから関連キーワードを取得する

周辺語取得ツールを使うと、検索キーワードの周辺語を発見することができます。

関連のあるキーワードのみピックアップして、サジェストキーワードや関連キーワードで再検索しましょう!
さらに数千件~のキーワード候補がゲットできます。

周辺語には、辞書とWikipediaをもとに関連性が高いと判断された単語が表示されます。
元データの特性上、既存の単語はしっかりと表示できますが、新語の表示には弱いです。
新しい単語はLSI/PAA取得ツールでも検索を試してみましょう。

周辺語を取得する

競合サイトからSEOキーワードを見つける

競合サイトのSEOキーワードを抽出することで、キーワードリストの網羅性を上げ、キーワードのカバー漏れを防ぐことができます。

獲得キーワード調査:競合サイトのSEOキーワードを取得する

獲得キーワード調査を使うと、競合サイトの一覧を把握したり、競合サイト群がSEO流入を獲得しているキーワードを一括取得したりできます。

1.Google検索:関連サイトを見つける

まずはターゲットキーワードを検索し、ターゲットキーワードに関連のあるサイトを見つけてください。

2.獲得キーワード調査:関連サイト群のSEOキーワードを検索する

サイトのURLを獲得キーワード調査で検索します。
検索後、競合抽出タブを選択し、上位10ドメインを選択→一括検索するをクリックしてください。

3.SEOキーワードを確認する

競合サイト群のSEOキーワードが表示されます。
CSVダウンロードして、キーワードリストに加えましょう。

競合抽出機能を使うと、ターゲットサイトの10位以内のランクインキーワードと競合しているサイトが一括抽出されます。
競合メディアを一括調査してキーワードを取得することで、キーワード候補を効率よく増やすことができます!

関連のないキーワードが多くヒットする場合・絞り込みを行いたい場合は、キーワードフィルタで選別しましょう。
 例:クレジットカードなら:クレジットカード/クレカ/お金など

獲得キーワードを調査する

コラム:大規模サイトからキーワードを抽出してみよう
一括検索>「大規模サイトをまとめて調査する」をクリックすると、大手サイト(Q&AサイトやECサイトなど)がまとめて検索できます。

キーワードフィルタを行うと、大手サイトの意外な流入キーワードが見つかることがあります。
自分で使えるキーワードがないかを確認してみましょう。
MEMO

コピー/CSV出力できるキーワード数には、プランごとの上限があります。
数千件のキーワードを一度に取得したい場合はエンタープライズプランをご利用ください。

ランクインキーワード:上位表示記事のSEOキーワードを取得する

ランクインキーワードでは、既存の上位表示できている記事のSEOキーワードを抽出することで、検索意図の近い別のキーワードを発見できます。

ランクインキーワードで検索後、関連性フィルタを30+に設定してみましょう。
そのキーワードで上位表示できている20記事の中で、30%以上の記事がTOP50以内にランクインしているキーワードが出力されます。

狙っているキーワードで上位表示できている記事群が検索上位表示できている別のキーワードは、検索意図が近いキーワードである可能性が高いです。
まとめて出力して、検索意図の微妙なズレを狙えないか・自分で使えるキーワードがないかを探しましょう!

設定の調整方法
出力されたキーワードの関係が薄すぎる・検索意図とズレが大きすぎると感じられる場合
 →フィルタ:関連性を40・50に増やす、集計範囲をTOP50→30に狭める
検索意図が遠いキーワードも含めてキーワードを取得したい場合
 →検索オプション:検索対象をTOP30・50に広げる、集計範囲をTOP50・100に広げる

ランクインキーワードを使う

MEMO

コピー/CSV出力できるキーワード数には、プランごとの上限があります。
数千件のキーワードを一度に取得したい場合はエンタープライズプランをご利用ください。

関連キーワードリストのまとめ方

各機能で取得したCSVデータを、Googleスプレッドシートと一括キーワード調査機能を使って結合・重複除去することで、重複のない・最新のキーワードデータが揃った関連キーワードリストを作成できます。

1.出力結果をCSVダウンロードする

ラッコキーワードより、各機能の出力結果をCSVダウンロードします。

2.スプレッドシートにインポートする

GoogleスプレッドシートにCSVファイルをインポートします。
CSVファイルをインポートする際は、シート名を機能名・出力キーワードごとに分けるのがおすすめです。
※どの機能でデータ取得したのかを分かりやすくするため

MEMO

※CSVインポート手順については「よくある質問:CSVデータをGoogleスプレッドシートに貼り付けたい」を参考にしてください。

3.一括キーワード調査:キーワードを貼り付ける

Googleスプレッドシート上から、出力結果のキーワード行のみをコピーします。

コピーしたキーワードを一括キーワード調査に貼り付けます。
複数の機能でCSVデータを取得した場合は、改行してキーワードを続けて貼り付けましょう。

4.一括キーワード調査:データ取得を行う

全てのキーワードを貼り付けたら「データ取得」ボタンをクリックします。
SEOメディア運営者など、SEO難易度が必要な場合は「SEO難易度取得」をONにしてデータ取得を行いましょう。

5.キーワード選定を行う

データ取得が完了したら、ノイズ除去をONにしてからキーワード選定を行いましょう。


ラッコキーワード上でフィルタ・ソートで選定したり、結果をCSVダウンロードしてスプレッドシート上で選定したりできます。

まとめ

ラッコキーワードで大量の関連キーワードを効率的に取得する方法を紹介しました。

取得した大量のキーワードリストを使って、リスティング出稿やメディア運営で成果を生み出していきましょう!

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