ブログや自社のWebサイトで一生懸命に記事を書いているのに、なかなかアクセスが伸びないと悩んでいませんか?
その原因は、もしかすると「誰も検索していない言葉(キーワード)」で記事を書いているからかもしれません。
SEO対策(検索結果で自分の記事を上位に表示させるための工夫)を成功させるためには、「検索ボリューム」というデータを正しく理解し、それに基づいたキーワード選定を行うことが不可欠です。
この記事では、SEOを始めたばかりの初心者の方に向けて、検索ボリュームの正しい意味や目安から、おすすめの調査ツールと使い方、そしてアクセスアップに繋がるキーワード選定の方法までをわかりやすく解説します。

ぜひ最後まで読んで、メディアの強化にお役立てください。
目次
検索ボリュームとは?SEO対策における重要性

さっそくですが、まず、検索ボリュームとは「特定のキーワードが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索された回数」のことです。

基本は1ヵ月間に検索された合計回数を指すことが多いです。
サイトのアクセス数を伸ばすためには、この「検索ボリューム」を正しく調べ、自社のサイトに合ったキーワードを選ぶことが重要です。
検索ボリュームという言葉について、直感的にわかる図解でまとめました。

Webサイトやブログに多くの人を集めるためには、「人々がどのような言葉で、どれくらい検索しているのか」を知る必要があります。
誰も検索しない言葉で記事を書いても、誰にも読まれません。
反対に、検索する人が多すぎる言葉は、強いライバル(大企業や有名サイト)が多く、初心者が書いた記事を上位に表示させるのは非常に困難です。
つまり、検索ボリュームを調べることは、「自分が勝てる場所(キーワード)を見つけ、効率よくアクセスを集めるための手がかりを探すこと」なのです。
なぜ「勝てる場所(上位表示できるキーワード)」を狙う必要があるのか?
検索ボリュームが多いキーワードは魅力的ですが、アクセスを増やすために必要なのは、検索結果の1ページ目(1位〜10位)、その中でもより上位に入ることです。
ドイツのSEOツール会社SISTRIX社の調査によると、検索結果1位のクリック率は約28%ですが、10位になると約2.5%まで減少します。
参考:28.5% of Google users click the first organic result
つまり、「月間検索10,000回で10位(月間約250アクセス)」を取るよりも、「月間検索1,000回で1位(月間約280アクセス)」を取る方が、結果的に多くの人を集められるのです。

初心者がまずライバルの少ないキーワードを狙うべき理由はここにあります。
検索ボリュームの目安とキーワードの3つの分類
検索ボリュームは、その検索回数の多さによって、大きく3つの種類に分けられます。
それぞれ特徴が異なるため、自分のWebサイトの状況に合わせて使い分けることが重要です。
ここでは、「ダイエット」というテーマを例に解説します。
1. ビッグキーワード
- 検索ボリュームの目安:月間10,000回以上
- 特徴:1語や2語の短いキーワードであることが多いです。
- 具体例:「ダイエット」「ダイエット 食事」など
- メリット:検索結果の1ページ目(上位)に表示されれば、莫大なアクセス数を集めることができます。
- デメリット:ライバルが非常に多く、大企業のサイトや古くからある有名なサイトが上位を占めているため、初心者が上位に表示させるのは極めて難しいです。
また、読者の検索する目的(検索意図)が幅広いため、商品購入などの具体的な行動(コンバージョン)には繋がりにくい傾向があります。
2. ミドルキーワード
- 検索ボリュームの目安:月間1,000回〜10,000回未満
- 特徴:2語〜3語を組み合わせたキーワードであることが多いです。ビッグキーワードとスモールキーワードの中間的な位置にあたります。
- 具体例:「ダイエット 食事 メニュー」「ダイエット 運動 おすすめ」など
- メリット:ある程度のアクセス数を期待でき、読者の悩みも少し具体的になるため、ビッグキーワードよりも成果に繋がりやすいです。
- デメリット:ライバルが多い傾向にあるため、しっかりと作り込まれた質の高い記事が必要です。
3. スモールキーワード・ロングテールキーワード
- 検索ボリュームの目安:月間100回〜1,000回未満(100回未満のものも含みます)
- 特徴:3語以上の言葉を組み合わせた、非常に具体的なキーワードです。
- 具体例:「ダイエット 食事 メニュー 1週間」「40代 ダイエット 運動 おすすめ」など
- メリット:ライバルが少なく、初心者でも検索結果の上位を狙いやすいです。
また、検索する人の悩みが明確なので、「商品を買いたい」「サービスを申し込みたい」という具体的な行動に繋がりやすいのが最大のポイントです。 - デメリット:1記事で集められるアクセス数は少ない傾向にあります。そのため、複数の記事をコツコツと積み上げていく必要があります。
検索ボリュームの調べ方・おすすめ調査ツール6選

検索ボリュームは、専用のツールを使うことで簡単に調べることができます。

ここでは、初心者の方でも使いやすい代表的なツールを6つ紹介します。
まずは、それぞれのツールの概要をまとめた早見表をご覧ください。
| ツール名 | 料金 | 会員登録 | 検索ボリュームの取得 | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| Googleキーワードプランナー | 無料 | 必要 | 無料版は「100〜1,000」など曖昧な範囲表示。正確な数値を見るには少額の広告出稿が必要。 | Google公式の基本ツール。広告出稿のデータに基づいた信頼性がある。 | SEO対策の基本を押さえたい人 |
| ラッコキーワード | 有料 | 必要 | 有料プラン(月額数百円〜)のみ取得可能。(無料プランは検索ボリューム取得不可) | 関連するキーワードを大量に探せる。有料版ならボリュームも一括取得可能。 | キーワード候補をまとめて出し、数値を一気に調べたい人 |
| Ubersuggest | 無料(有料プランあり) | 必要 | 無料版でも詳細な数値を取得できるが、1日の検索回数に制限がある。 | 直感的な画面で使いやすく、SEOの難易度も同時にわかる。 | 初心者で、見やすい画面で手軽に数値を調べたい人 |
| aramakijake.jp | 無料 | 不要 | 完全無料で、月間推定検索数と検索順位ごとのアクセス予測数を取得可能。(推定・予測であることに注意) | GoogleとYahoo!それぞれの検索・アクセス予測データがわかる。 | 登録などの手間をかけず、大まかな予測を知りたい人 |
| ruri-co | 無料 | 不要(一部機能は要登録) | 登録不要かつ無料で、関連キーワードの一覧と検索ボリュームを確認可能。 | 検索ボリュームに加え、上位記事の類似率など様々なデータを1画面で見られる。 | 会員登録なしで、関連語の数値を手早く一緒に確認したい人 |
| Ahrefs | 有料 | 必要 | 有料(月額数万円〜)でのみ取得可能。数値の正確さは業界トップクラス。 | プロ向けの高機能ツール。検索ボリュームのほか、競合分析やキーワード難易度も詳細にわかる。 | 本格的にSEO対策を行い、ライバルの傾向を正確に知りたいWeb担当者 |
それでは、より詳しくそれぞれのツールの特徴と、検索ボリュームの調べ方(ツールの使い方)を解説します。
Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleが公式に提供している無料のツールです。
本来はGoogleに広告を出す人のためのツールですが、SEO対策のキーワード調査としてもよく使われています。
【特徴】
Googleが持っているデータに基づいているため、情報の信頼性が高いのが特徴です。
【調べ方】
- 「Google広告」のページにアクセスし、Googleアカウントでログインします(初回はアカウント作成が必要です)。
- 画面左側のメニューから「ツール」をクリックし、「キーワードプランナー」を選びます。
- 「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
- 調べたいキーワードを入力(複数ある場合は改行またはカンマで区切る)して、「開始する」をクリックします。
- 「月間平均検索ボリューム」の欄に、入力したキーワードの検索回数が表示されます。

Googleキーワードプランナーのより詳しい使い方や、無料でフル活用する方法については、以下の記事をご覧ください。
【おすすめの記事】
【2026年】Googleキーワードプランナーの使い方!無料で使う方法・活用術を初心者向けに徹底解説
【注意点と代替案】
Google広告で広告費を支払っていない(広告出稿していない)無料アカウントの場合、検索ボリュームは「100〜1000」のように、曖昧な範囲でしか表示されません。
目安を知る目的としてはこれでも十分ですが、正確なキーワード選定をするために詳細な数値を知りたい場合は、以下を検討しましょう。
- 少額(月数百円程度)でも良いので、Google広告を出稿する。
- この後紹介する「ラッコキーワード」や「Ubersuggest」など、別のツールを使用する。
ほかの代替ツールも比較して探したい方は「Googleキーワードプランナーの代わりのツール12選」の記事を参考にしてください。
ラッコキーワード

ラッコキーワードは、1つのキーワードを入力するだけで、そのキーワードと一緒に検索されている言葉(サジェストキーワード)を一瞬で何百個も抽出してくれる、日本製のツールです。
【特徴】
キーワードのアイデア出しなどで非常に役立ちます。
有料プラン(月額数百円から)に登録すると、抽出した大量のキーワードの検索ボリュームを一括で確認できるのが特徴です。
【調べ方】
- ラッコキーワードの「サジェストキーワード」にアクセスし、検索窓にメインとなるキーワード(例:パソコン)を入力して検索します。
- 関連キーワードがズラッと一覧で表示(リストアップ)されます。
- 画面右側の「月間検索数/SEO難易度(最新)を取得」をクリックします。
- 「一括キーワード調査」機能へ自動遷移するので、そのまま「データ取得」をクリックすると、リストアップされたすべてのキーワードの月間検索数やSEO難易度が表示されます。
- 画面右側の「データ出力」からJSONやCSV形式で結果をダウンロードして分析に活かせます。


サジェストキーワードの抽出から検索ボリューム・SEO難易度の調査まで、1つの画面で完結してとても便利です。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggestは、世界中で使われているSEOツールです。
画面が見やすく、直感的に操作できるため、初心者の方に非常に人気があります。
【特徴】
検索ボリュームだけでなく、SEOの難易度(そのキーワードで上位表示するのがどれくらい難しいか)や、クリック単価(広告を出した時の目安金額)も同時に表示してくれます。
無料でも使えますが、1日の検索回数に制限があります。
【調べ方】
- Ubersuggestの「キーワード一括分析」にアクセスします。
- 検索窓に調べたいキーワードを入力し、言語とロケーションを「日本語/日本」に設定して「キーワードを分析」ボタンをクリックします。
- 入力したキーワードの検索ボリュームやSEO難易度が表示されます。
- 「出力」ボタンからCSV形式で結果をダウンロードできます。

aramakijake.jp(アラマキジャケ)

アラマキジャケは、日本の企業が提供している完全無料のツールです。
会員登録などの面倒な手続きが一切不要で、サイトにアクセスすればすぐに使える手軽さが魅力です。
【特徴】
検索ボリュームそのものではなく、「もし検索結果の1位から50位に表示された場合、月にどれくらいアクセス(クリック)があるか」という予測アクセス数を表示してくれます。
GoogleとYahoo!それぞれのデータがわかるのもポイントです。
【調べ方】
- 「aramakijake.jp」にアクセスします。
- 検索窓に調べたいキーワードを入力し、「チェックする」ボタンをクリックします。
- GoogleとYahoo!それぞれの月間推定検索数が表示されます。
- 画面下部では、GoogleとYahoo!において検索順位が1位だった場合のアクセス予測数、2位だった場合の予測数……と、順位ごとのアクセス数の目安(月間検索アクセス予測数)が表形式で確認できます。

ruri-co(ルリコ)

ruri-coも、会員登録不要で使える便利な無料ツールです。(競合分析など一部機能の使用には登録が必要です)
キーワードを入力するだけで、様々なデータを1つの画面で見ることができます。
【特徴】
入力したキーワードの検索ボリュームだけでなく、関連するキーワード(サジェストキーワード)とその検索ボリューム、さらには「類似率(上位表示されている記事がどれくらい似ているか)」といった情報まで、一覧でまとめて表示してくれます。
【調べ方】
- 「ruri-co」のウェブサイトにアクセスします。
- 「類似キーワード」タブのまま、検索窓にキーワードを入力して検索します。
- 入力したキーワードの検索ボリューム、関連するキーワードの一覧とそれぞれの検索ボリュームが表示されます。

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefsは、世界中のプロのSEOコンサルタントやWebマーケターが愛用している、非常に高性能な有料ツール(月額数万円〜)です。
【特徴】
検索ボリュームの正確さがトップクラスであることはもちろん、競合サイトが「どんなキーワードでアクセスを集めているか」「どこからリンクを貼られているか」などを明確にすることができます。
キーワードごとに「KD(Keyword Difficulty=キーワード難易度)」という数値が0〜100で表示され、上位表示の難しさが一目でわかります。
【調べ方】
- 「Ahrefs」のサイトからログインし、上部メニューの「キーワードエクスプローラー」をクリックします。
- 調べたいキーワードを入力し、対象国を「Japan」にして検索します。
- 検索ボリュームやキーワード難易度などの詳細なデータが表示されます。
- 「Terms match(マッチする用語)」の「View all」を見ると、さらに何千・何万というキーワード候補とそのボリュームを、様々な条件(例えば「ボリュームが100〜500で、KDが10以下のものだけ」など)で絞り込んで探すことができます。

SEOで勝つ!検索ボリュームを活用したキーワード選定手順

ツールを使って検索ボリュームの調べ方が分かったら、次はその数値を活かして、実際に記事を書くための「キーワード選定」を行います。
やみくもに記事を書くのではなく、以下の3つのステップを踏むことで、効率よくアクセスを集め、目的(商品の販売やサービスの申し込み)を達成することができます。
STEP1・メインキーワードとサジェスト(関連)キーワードを洗い出す
まずは自分のWebサイトのテーマに関連するキーワードをこれでもかというほどたくさん探し出し、リストアップすることが第一歩です。
【具体的な手順】
- メインキーワードを決める:あなたのサイトが「コーヒー」に関するサイトなら、メインキーワードは「コーヒー」「コーヒー豆」「エスプレッソ」などになります。
- ツールで拡張する:上記で紹介したようなキーワード調査ツールを使い、メインキーワードに関連する言葉(サジェストキーワード)を抽出します。
- リスト化する:出てきた何百ものキーワードを、ExcelやGoogleスプレッドシートにすべてコピーして貼り付けます。
例:「コーヒー いれ方」「コーヒー豆 おすすめ」「コーヒー カフェインレス 妊婦」など、あらゆる組み合わせを洗い出します。

ラッコキーワードの「サジェストキーワード」を使うと、Googleや楽天・Amazonなどのサジェストキーワードを無料で一気に取得できます。

STEP2・検索ボリュームと競合の強さ(SEO難易度)を調査する
次に、洗い出したキーワードのリストに対して、検索ボリュームとライバルの強さを確認し、「自分が勝てる(上位表示できる)キーワードか」を見極めます。
【具体的な手順】
- ボリュームを調べる:ツールを使い、STEP1でまとめたキーワードリストをもとに、それぞれの「月間検索ボリューム」を確認・記載していきます。
- 競合を実際に見てみる:ボリュームが分かったら、特に自分が狙いたいと思ったキーワード(目安としてボリュームが100〜1000程度のもの)を、実際にGoogleで検索してみます。
- 勝てるか判断する:検索結果の1ページ目(1位〜10位)を見て、狙うかどうかを判断します。
勝算が低い:大手企業、公式サイト、Amazonや楽天、誰もが知る有名雑誌のサイトばかりが並んでいる場合は、初心者が勝つのは難しいので避けます。
勝算が高い:個人のブログ、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイト、更新が止まっている古いサイトが上位に含まれている場合は、質の高い記事を書けば上位表示できるチャンスが十分にあります。
STEP3・検索意図を分析し優先順位を決める
最後に、検索ボリュームの大きさだけでなく、「検索した人が本当は何を求めているのか(検索意図)」を考え、どのキーワードから順番に記事を書いていくかの優先順位を決めます。
【検索意図の4つの分類】
ユーザーの検索意図は、大きく4つに分けられます。
- Know(知りたい):例「コーヒー豆 保存方法」→ 知識を求めている。アクセスは集めやすいが、すぐには商品を買わない。
- Do(やってみたい):例「コーヒー 焙煎 自宅」→ 行動したい。関連する道具の紹介などに繋がりやすい。
- Go(行きたい):例「新宿 コーヒー カフェ 静か」→ 特定の場所に行きたい。実店舗があるビジネスに有利。
- Buy(買いたい):例「コーヒーメーカー 全自動 おすすめ」→ 商品を買いたい。最も成果(コンバージョン)に直結しやすい。
Knowクエリで上位表示し、CVへ繋げるコツはこちらの記事で解説しています。
【検索意図の分析・優先順位の決定方法】
自分が選んだキーワードが、4つのうちどれに当てはまるのか迷った時は、実際にそのキーワードでGoogle検索してみるのが一番確実です。
過去の検索履歴の影響を受けないよう、ブラウザの「シークレットモード(プライベートブラウズ)」を使いましょう。
上位10サイトのタイトルや内容を見て、「用語の解説記事(Know)」が多いのか、「商品の比較ランキング(Buy)」が多いのかなどを確認し、Googleがそのキーワードに対してどんな答えを求めているかを分析します。
ブログで収益を上げたり、自社商品を売りたいのであれば、「Buy(買いたい)」の意図が含まれており、かつ競合が少ないスモールキーワード(ボリューム100〜1,000程度)から優先して記事を書いていくのが、最も確実な戦略です。
ラッコキーワードの「見出し抽出」を使うと、上位20サイトのタイトルや見出し構成を無料でまとめて確認できます。


Googleが求めている答えを客観的かつスピーディに分析できます。
検索意図を満たす「ユーザーファースト」な記事づくりは、Googleが公式に推奨しているSEOの基本方針です。
より本質的なSEOの考え方を学びたい方は、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」もあわせて参考にしてください。
検索ボリュームとWebサイト構造の関係性

検索ボリュームは、単に「1つの記事を書くための指標」ではありません。
SEOに強いWebサイト全体の構造(サイトツリー)を設計する際にも非常に重要な役割を果たします。
SEOに強いサイトを作るためには、選定したキーワードを検索ボリュームの大きさ(ビッグ・ミドル・スモール)ごとに分け、サイト内の適切な場所に配置していく必要があります。
ボリューム別・キーワードの配置戦略

- トップページ:最も検索回数が多く、サイトのテーマとなる「ビッグキーワード」を狙います。
- 例:「コーヒー豆」
- カテゴリーページ・まとめ記事:トップページの次に大きなテーマである「ミドルキーワード」を狙います。
- 例:「コーヒー豆 おすすめ」「コーヒー豆 種類」
- 個別記事:読者の具体的な悩みを解決する「スモールキーワード(ロングテールキーワード)」を狙います。
- 例:「酸味が少ない コーヒー豆 おすすめ」「ブラジル産 コーヒー豆 特徴」
内部リンクでサイトの評価を高める(トピッククラスターモデル)
ここで重要なのが、「個別記事」から「カテゴリーページ」へ、関連する内部リンクを繋ぐことです。
流れは以下の通りです。
- スモールキーワードで書いた記事が検索エンジンで上位に表示され、少しずつアクセスが集まります。
- その記事から、ミドルキーワードを狙ったカテゴリーページ(まとめ記事)へ読者を誘導します。
- 検索エンジンは「このカテゴリーページは、関連する詳しい記事がたくさん集まっている専門的なページだ」と評価します。
- 結果として、難易度の高いミドルキーワードやビッグキーワードでも、サイト全体が上位に表示されやすくなります。

このような構造を、SEOの専門用語で「トピッククラスターモデル」と呼びます。
SEO対策において、検索ボリュームを意識してサイトの構造を整理して作ることは極めて重要です。
【サイトの成長段階別】検索ボリュームを意識したキーワード戦略

Webサイトの強さ(ドメインパワー)は、サイトの運営期間や記事の数、外部からの評価によって変化します。
そのため、サイトの「成長段階(フェーズ)」に合わせて、狙うべき検索ボリュームの層を変えていくことが、効率よくアクセスを伸ばすコツです。
自分のサイトの強さ(ドメインパワー)を調べてみよう
今、自分のサイトがどの段階にいるのか分からない場合は、Ahrefs社が提供している無料ツール「Website Authority Checker」やドメインパワーチェックツールを使ってみましょう。
Website Authority Checkerでは、自分のサイトのURLを入力するだけで、ドメインパワー(DR)が0〜100の数値で表示されます。
立ち上げたばかりのサイトは「0〜数点」であることが多いですが、少しずつ記事を増やせばおのずと数値は上がっていきます。
※「ドメインパワー」はGoogleの公式な指標ではありません。
AhrefsやMozといったSEOツールを提供する会社が、Webサイト全体の強さを独自の計算式で数値化したものです。
現在の自分の立ち位置や、ライバルサイトとの力関係を測るための分かりやすい目安として活用しましょう。
サイト立ち上げ期:スモールキーワードを優先する
【対象】 DR 0〜10程度 / サイトを開設して数ヶ月、記事数が少ない、アクセスがほとんどない状態
立ち上げたばかりのサイトは、検索エンジンからの信頼が全くないため、いきなり検索ボリュームの大きいキーワードで記事を書いても、上位表示されません。
この時期は、検索ボリュームが10〜100程度(多くても1000未満)のスモールキーワード(ロングテールキーワード)に絞って記事を書いてください。
検索回数が少なくとも、ライバルがいない場所で「確実に検索結果の1ページ目を獲る」ことが重要です。

小さなアクセスをコツコツと積み重ねることで、サイトに少しずつ力がついてきます。
サイト成長期:ミドルキーワードにも挑戦する
【対象】 DR 10〜30程度 / 記事数が50〜100記事を超え、特定のスモールキーワードで検索1位〜3位が取れるようになってきた状態
サイトに力がつき、毎日安定したアクセスが集まるようになってきたら、次のステップです。
これまでに書いたスモールキーワードの記事群(個別記事)を内部リンクでまとめ、検索ボリュームが1,000〜3,000程度(多くても10,000未満)のミドルキーワードを狙ったまとめ記事を作成しましょう。
下層の記事の評価がまとめ記事に集まることで、ミドルキーワードでも戦えるようになっています。
サイト発展期:ビッグキーワードの対策をする
【対象】 DR 30以上 / サイト全体のテーマが統一されており、ミドルキーワードでも上位表示ができている状態
サイトが大きく成長し、サイト全体の強さ(ドメインパワー)も十分に高まった段階で、いよいよ検索ボリュームが10,000以上のビッグキーワードの獲得を目指します。
単に1つの記事を書くのではなく、先ほど解説したサイト構造(トピッククラスター)を構築し、サイト全体でそのテーマを網羅することで、強力なライバルとも肩を並べることができるようになります。

ドメインパワー(DR)が30を超えてくると、中規模の特化型メディアや競合の少ない法人サイトとも戦えるようになってきます。
まずはDR 10(成長期入り)を目指してスモールキーワードを攻略しましょう。
検索ボリュームを調べる際の注意点

検索ボリュームは非常に便利なデータですが、数値だけを鵜呑みにすると失敗してしまうことがあります。
初心者が陥りやすい3つの注意点を解説します。
1. 検索ボリュームには季節性やトレンドがある
ツールで表示される「月間検索ボリューム」は、過去1年間の平均値であることも多いです。
そのため、「1年を通して一定の検索があるのか」それとも「特定の時期だけ爆発的に検索されるのか」を見極める必要があります。
【季節性の高いキーワードの例】
- 「お歳暮 おすすめ」(11月〜12月に急増)
- 「水着 体型カバー」(6月〜8月に急増)
- 「確定申告 やり方」(2月〜3月に急増)
こういったキーワードは、検索がピークを迎える「2〜3ヶ月前」には記事を公開しておかないと、検索エンジンの評価が間に合わず、最も検索される時期にアクセスを取りこぼしてしまいます。
「Googleトレンド」などのツールを併用し、1年間の検索推移を確認する癖をつけましょう。
2. 検索ボリュームが大きいのに流入が少ないケースがある
「検索ボリュームが10万回もあるキーワードで1位になったのに、全然アクセスが来ない」というケースがあります。
これは、主に「検索結果の画面だけで、ユーザーの悩みが解決してしまっている」ことが原因です。
例えば「現在の総理大臣」「明日の天気 東京」「1ドル 日本円」といったキーワードです。
これらは検索回数が非常に多いですが、Googleが検索結果の一番上に答えを直接表示してくれる機能(強調スニペットなどと呼ばれます)があるため、ユーザーはわざわざその下の記事(Webサイト)をクリックしない傾向にあります。
ツールで検索ボリュームを調べたら、一度は自分でそのキーワードをGoogleで検索し、「記事をクリックしないと答えがわからないキーワードか」を確認するようにしましょう。
3. 検索ボリュームがゼロでも対策する価値がある
キーワードをツールで調べた結果、「検索ボリューム:0」や「データなし」と表示されることがあります。
しかし、それだけで「ボリュームが0だから(少ないから)記事を書く価値がない」と判断するのは非常にもったいないです。

対策する価値のあるケースが2つあります。
- 新しく生まれたばかりの言葉(トレンドキーワード):
新製品の名前、新しい法律、直近で話題になったニュースなどは、まだツールのデータに反映されていないだけで、実際には今日明日で爆発的に検索される可能性があります。 - 極めてニッチだが購買意欲が高い言葉:
例えば「〇〇(特定のマイナーな商品) ××(特定のマイナーな部品) 交換方法」など、検索する人は月に数人しかいないかもしれませんが、その記事にたどり着いた人は、ほぼ確実にその部品を買ってくれるような場合です。
このような超ニッチなキーワードは、ライバルが0に等しいため、確実な成果に繋がる可能性を秘めています。
将来的なアクセスや成果になりそうなキーワードは、仮に現在の検索ボリュームが一桁でも積極的に記事を作成していきましょう。
まとめ:検索ボリュームを調べて効率的にSEO対策を進めよう

この記事では、SEO対策の根幹となる「検索ボリューム」の意味から、ツールの使い方、そして実践的なキーワードの選び方までを解説しました。
重要なポイントを振り返ります。
- 検索ボリュームは、読者の需要とライバルの強さを測る指標である。
- ツール(Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードなど)を使って、データに基づいた数値を調べる。
- 初心者は、検索回数は少ないがライバルが弱い「スモールキーワード(ロングテールキーワード)」から着実に狙う。
- ボリュームに応じて記事を分類し、内部リンクで繋いでSEOに強いサイト構造を作る。
「キーワード選定が難しい」と感じている方も、ツールを使えば具体的な数値として需要が見えるようになります。勘や思い込みで記事を書き始めるのは絶対にやめましょう。
まずは今回紹介したツールを開き、あなたが発信したいテーマのキーワードを入力してみてください。
そこから見えてくる「読者が実際に検索している言葉」こそが、サイトのアクセスを劇的に伸ばすための第一歩となります。

ぜひ今日から、検索ボリュームを意識した効率的なSEO対策を始めてみてください。
狙うキーワードが決まったら、ラッコキーワードの「AI記事生成」を使ってみるのもおすすめです。
入力したキーワードで上位表示を狙うのに適したタイトル・見出し・本文を無料で生成してくれるため、真っ白な画面から記事を書き始めるのが苦手な方にとって強力な味方になります。







