株式会社abcompanyは、クライアントおよび自社のオウンドメディア運用を通じて、SEO経由のコンバージョンを最大化するデジタルマーケティング企業です。事業会社のパートナーとして、戦略立案からコンテンツ制作、SEO施策までを一気通貫で担い、リード獲得や商品販売といった具体的な事業成果の創出にコミットしています。
同社では、限られた予算の中で最も効率的にコンバージョンへ繋がるキーワードを見極めるリサーチ業務に、多くの工数がかかっていました。その解決策として、キーワード選定の精度と速度を向上させるためにラッコキーワードを導入しました。

今回は、代表取締役であり複数のメディア運用を統括する平山様に、ラッコキーワード導入の背景や具体的な活用方法、導入後の成果についてお話を伺いました。
目次
戦略立案から運用までを一気通貫で担い、コンバージョンを最大化


平山様:弊社は、SEO経由でのコンバージョンを最大化することを事業の核としています。私自身は代表取締役として会社全体を率いると同時に、プランナーとしてクライアントや自社のオウンドメディア戦略を企画立案から担当しています。
キーワードリサーチの工数が、事業全体のボトルネックに

平山様:私たちのプロジェクトはすべて、最終的なコンバージョン獲得が目的です。各プロジェクトで予算は限られているため、「どのキーワードから対策すれば最も効率的にコンバージョンを生み出せるか」の優先順位付けが極めて重要になります。
導入以前は、Googleのキーワードプランナーなどを使ってリサーチをしていましたが、キーワードごとの検索ボリュームやその推移、サジェスト、競合サイトの傾向といった関連情報を網羅的に収集・分析するのに非常に時間がかかり、キーワード選定の効率の悪さが課題でした。
圧倒的な費用対効果とアップデートスピードが決め手

平山様:キーワードリサーチの効率化という課題を解決するため、いくつかのキーワードリサーチツールを試す中で、ラッコキーワードは機能が豊富でUIが直感的に使いやすいにもかかわらず、価格がリーズナブルで費用対効果が最も高いと感じました。
最終的な決め手となったのは、機能のアップデートスピードです。運用者目線で「まさにこれ欲しかった」と感じるような機能が、他社ツールと比べて圧倒的なスピードで追加されていく点に魅力を感じ、長期的に投資する価値があると判断し、本格的な導入を決めました。
実は、ラッコキーワードの前身の頃から利用しているのですが、ラッコキーワードに変わってからUI/UXが劇的に改善され、多くの機能が加わっても動作が安定しています。今では社内のメンバー全員が愛用する、なくてはならないツールになっていますね。

競合分析から構成作成まで。コンテンツSEOの全工程をワンストップで効率化

平山様:ほぼ毎日使っていて、コンテンツSEOの業務には絶対に欠かせない存在です。
私たちのコンテンツ制作は、大きく分けて「ターゲットキーワード決定」と「記事構成の作成」という流れで進みますが、その全工程でラッコキーワードを活用しています。
まず、最初のターゲットキーワード決定の段階では、競合サイトを分析した上で、どの領域を狙うべきかを判断します。
具体的には、まず「獲得キーワード調査」を使い、市場全体の動向を俯瞰します。ここで重要なのが、サイト全体のオーガニックトラフィックの推移データです。このデータを見ることで、「どのサイトが伸びていて、どのサイトが落ちているのか」という勢いを時系列で把握できます。

これにより、「今ベンチマークすべきサイト」や「最近のアルゴリズム変動で評価を下げたサイト」などを特定し、戦略の精度を高めることができます。キーワード単位の比較だけでなく、サイト全体のトラフィックというマクロな視点で市場を捉えることが、非常に重要なんです。
こうして市場の動向とベンチマークサイトを定めた上で、具体的なターゲットキーワードを選定。狙うキーワードが決まったら、記事の構成を作成します。ここでは、「見出し抽出(検索上位分析)」機能を使い、検索上位のサイトがどのような構成・トピックで記事を作っているかを一覧で把握します。

その上で、競合に勝てる構成を練りつつ、最も頻繁に利用する「サジェストキーワード」や「関連キーワード」でユーザーの周辺ニーズを網羅的に洗い出します。特にニッチな領域でコンテンツをさらに深掘りする際、新たな切り口を見つけるのに非常に役立ちますね。


サジェストキーワードは、Googleなどの各種検索エンジンよりサジェストキーワード(検索窓に単語を入力した際、自動入力候補に表示されるキーワード)を取得します。
一方、関連キーワードは、ラッコ独自のデータベースより関連するキーワードを取得し、月間検索数が多い順に表示されます。(月間検索数データがあるキーワードに限る)
この一連のリサーチ業務が、高価な海外製ツールなどを使わなくてもラッコキーワードだけで完結できる点が大きな魅力だと感じています。
その他にも、最近リリースされた「検索順位チェック」機能を活用して、特に重要なキーワードの順位を競合サイトと比較しながら定点観測したりと、様々な機能を使っています。

ゼロから立ち上げたサイトが3年で“1日200件”の会員獲得を実現!


平山様:数えきれないほどの成果が出ていますが、最も象徴的なのは、ゼロから完全に新規で立ち上げたあるメディアの事例です。

ラッコキーワードを全面的に活用してコンテンツSEOを推進した結果、約3年で1日に200件の新規会員を獲得できる規模にまで成長しました。これは広告費に頼らず、コンテンツの力だけで達成した数字です。同様の成果は、私たちが担当する他のプロジェクトでも再現できています。
こうした成果の背景にあるのが、導入前の課題であったキーワードリサーチ工数の圧倒的な削減です。これまで事業のボトルネックになっていたリサーチ業務が効率化されたことで、コンテンツ制作のサイクルが高速化し、成果が出るまでの時間を大幅に短縮できました。
最近では私たちもAIを多用していますが、正確な検索ボリュームやユーザーニーズに基づいたキーワード選定は、現状のAIでは代替が難しい領域です。事業の根幹を支えるこのリサーチ業務において、ラッコキーワードは変わらず不可欠な存在ですね。
また、ラッコキーワードの網羅的なリサーチ機能のおかげで、既存コンテンツにまだ入れられていないトピックや、競合は獲得しているのに自社がまだ対策できていないキーワードを発見する機会が格段に増えました。これにより、ニッチな領域でもネタが枯渇することなく、施策を打ち続けることができます。常に新しい成長機会を見つけ出し、成果を創出し続けられる体制を築けたことが、導入による最大の効果だと感じています。
高速アップデートへの期待と共に、さらなる効率化へ

平山様:ラッコキーワードは、AI機能をはじめ、本当にものすごいスピードでアップデートされていますよね。まずはその進化に乗り遅れないよう、私たち自身が新しい機能をしっかりキャッチアップして、日々の業務に活かしていきたいと考えています。
その上で、今後さらに期待しているのが、競合分析機能の強化です。現状でも多くの分析がラッコキーワードだけで完結していますが、これがさらに進化すれば、高価な海外製ツールを本当に使わなくても良くなる未来が来ると感じています。
私たちの理想は、キーワードリサーチから構成作成、さらにはコンテンツ生成まで、一連の業務がすべてラッコキーワードというプラットフォーム上で完結することです。常にユーザーの期待を超えて進化を続けるラッコさんなら、そんな未来も実現してくれるのではないかと、事業成長のための「パートナー」として大いに期待しています。


※掲載内容は取材当時のものです。






